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清水 德三 院長
シミズ トクゾウ
TOKUZOU SHIMIZU |
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清水歯科医院 |
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生年月日:1934年8月8日 |
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出身地:岐阜県 |
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血液型:O型 |
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趣味・特技:太極拳、登山、スキー |
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好きな本・愛読書:中村彰彦、山本周五郎、司馬遼太郎の作品 |
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好きな言葉・座右の銘:読むよりは聞くが良く、聞くよりは見るが良い。見るは実行につながる |
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好きな音楽:クラシック、オペラ |
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好きな場所・観光地:ヒマラヤ |
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■この道を志したきっかけについてお聞かせください。 |
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今でこそ何十もの学校がありますが、私が学生の頃には、歯科大学の数は全国に7つしかありませんでした。身内に歯科医師がいたわけでも、また誰かの影響を受けたわけでもなく、当時は単純に希少価値を狙って歯科の道に進んだというのが正直なところです。
ただし今振り返ってみると、知らず知らずのうちに、育った環境には少なからず影響を受けていたのかもしれません。私は岐阜県飛騨高山の生まれで、周りには「匠」と呼ばれる大工が大勢いました。その職人技を、日常の風景として眺めながら育ったわけですが、繊細なタッチで木材を削る技術や、釘を使わずに木と木をくっつける技術などは、どことなく歯科の技術にも通ずるものがあるように思います。その意味では、歯科医師というのは「歯の大工」と言っても良いのではないでしょうか。 |
■『清水歯科医院』の概要と、患者様についてお聞かせください。 |
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大学卒業後は大学院に進み、さらには助手や講師を務めたのちに開業したものですから、開業医としてのスタートは若干遅めかもしれませんが、それでも、ここに歯科医院を構えてから優に40年を数えます。ちなみに、大学院に通いながら町の歯科医院でアルバイトをしていましたし、また教授の家に住み込んで夜間診療のお手伝いをしていた時期もありましたので、それらも含めると、歯科医師としてのキャリアは50年以上になります。
そのため、当院の患者様も古くからのお付き合いの方がたいへん多くなっています。とはいえ、開院してから40年以上ですから、開院当時の患者様のなかには既に亡くなられた方もいらっしゃいます。ですから今通われているのは、そのお子さんやお孫さんの世代であることも珍しくありません。家族のうち誰かひとりが来院されますと、その家族全員が患者様になるケースが多いのも、当院の特徴のひとつだと思います。 |
■患者様によくアドバイスされていることなどはありますか? |
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昔はあれこれ細かいことを厳しく言ったりもしましたが、最近はそのようなことはあまりありません。というのも先ほども申しましたように、当院の患者様は長いお付き合いの方がほとんどですので、あえて言わなくても既によくわかっていただけていますので(笑)。 ただ個人的には、歯の健康ももちろん大事なのですが、その前提となる体そのものの健康も大事であることをお伝えしたいと思っています。私自身は元々、胃腸が弱い人間だったのですが、太極拳とヨガによって体の健康を取り戻し、また座禅によって精神の健康も手に入れました。この年齢まで現役で歯科医師を続けてこられたのは、技術的なこともさることながら、一番は心身ともに健康であったからこそだと思っています。患者様には、歯だけに限らず、食事も含めたトータルの健康の重要性を理解していただきたいですね。 |
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■診療をする上で心がけていることを教えてください。 |
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一時期、歯周病の手術を多く手がけていた時期がありました。というのも当時、このあたりでは歯周外科を行う歯科医院がほとんどなかったからです。しかし、当院が昔も今も変わらずに歯周外科に力を入れるのは、単にそれだけが理由ではありません。
歯周病というのは歯周組織、つまり歯を支える周辺の組織が病気になることです。冒頭で飛騨高山の大工の話をしましたが、建物を建てるうえで、基礎となる土台が大事であるのと同じように、歯についても土台部分の歯茎がとても大事なんですね。だから、歯茎(土台)が悪いのを放っておいて、虫歯(表面)だけを治すというのは本末転倒。患者様に自分の歯を長く残していただくためにも、歯の土台をしっかりとケアする歯周外科には強いこだわりを持っています。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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最近の子どもたち、特に小中学生くらいの年代ですと、虫歯の子はもうほとんどいなくなりました。それはやはり、歯の健康に対する親御さんの意識の高まりによるところが大きいと思います。その一方で、ある程度上の年代になりますと、まだまだ虫歯になる方もいらっしゃいますし、あるいは昔に施した詰め物が取れてしまうケースもあるかと思いますので、定期的な診察が必要になってきます。
ちなみに当院では、定期的な診察の一環として、1年に1回のレントゲン撮影をおすすめしています。歯科医師に口で言われただけではピンとこないことも、レントゲンを撮って自分の目で確かめることで、理解・納得できることが多くあります。また「1年に1回」というのは、過去との比較ができるようになりますので、1年前と比べて現在の歯の状況がどうなっているのかを確認したうえで、それを今後のケアに活かすことができるといったメリットがあります。歯の治療はもちろん、レントゲン撮影をご希望の患者様も、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2014.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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