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赤畑 正樹 院長
アカハタ マサキ
MASAKI AKAHATA |
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細田診療所 |
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生年月日:1976年12月5日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:O型 |
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趣味:子どもと遊ぶこと |
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好きな作家:池澤夏樹 |
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好きな映画:きみに読む物語 |
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好きな言葉・座右の銘:人間万事塞翁が馬 |
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好きな音楽・アーティスト:クラシック/B'z |
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好きな場所・観光地:水のある風景 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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父が医師であったというのが最も大きな要因かと思います。ただ、私はとても反骨精神旺盛なガキでして(苦笑)、「このまま医者になるのはどうなんだろう?」と考えてしまい、一旦会社員をしていたことがあるんです。若気の至りと言ってしまえばそうなんですが、逆に言えば、一度会社員を経験したからこそ、客観的に"医者"という職業を評価出来たところはあるかもしれません。 医師という職業は、人の命を預かっています。負っている責任はとても重いものですが、そのぶんやりがいはある。また、病気には全く同じものなどなく、常に勉強を重ねていかなければ、良質の医療は提供出来ません。向上心を刺激して変化に富んでいる職業、その点に改めて興味を抱き、医師を目指すようになりました。
私は東邦大学を卒業後、同大学付属大橋病院の脳神経外科へと入局しました。 非常に奥が深く未知な領域も多く、とても興味深い分野だったからです。また、外科系なので診断にとどまらず、治療まで担当できる事も魅力でした。救命の場面にたずさわる事も出来ますし、開頭手術や血管内治療など手術方法も多彩です。そして脳を診るという事は動脈硬化や内分泌を含めた全身を診る事でもあります。そうした普遍性も脳神経外科を選んだ理由です。
しかし、人生というものは自分の思うようには進まないもので、私が脳神経外科で研鑽を積んでいた矢先、父が病に倒れました。急な病でとても診療が続けられる状態でなくなり、かといって、これまで父が診てきた患者さんを放っておくわけにもまいりません。「私の跡を継いでほしい・・」と父に強く背中を押され、大学をお休みさせていただき、診療所を引き継ぐことになりました。 まだまだ若輩者ではありますが、大学病院で学んだ様々な知識や経験を活かし、先代院長の志を受け継ぎ、地域医療に貢献していきたいと思っています。 |
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■ご専門である脳神経外科とは、どのような科なんでしょうか?併せて、診療に際して心掛けていることを教えてください。 |
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私が専門としていた脳神経外科は、一般に特殊な科と思われがちなんですけども、実際のところ、その対象は広範囲におよびます。 まず、頭痛や頭の怪我というのはありふれたものなんですよね。また、今や国民病である脳卒中も脳神経外科が担当することになります。子供からご高齢の方まで幅広く非常に多くの方が症状を訴えて罹患されます。脳卒中を診ていくということは、自然、高血圧や糖尿病、高脂血症の管理もおこなうことになりますので、内科的な診断力も求められることになります。
それから、脳腫瘍、ですね。症例としては少ないのですが、症状は重いものが多く発症すると日を重ねる毎に本人らしさが失われていき、1年以内に死に至るという非常に深刻なものもあります。私は、そうした患者さんに寄り添い、なんとか治療のお手伝いをしたいと考え、この科を選択したという経緯があります。
現在は内科を中心に診ていますが、これまでの経験が当初考えていた以上に役立っているという実感があります。一例を申し上げると、高血圧や糖尿病の治療においては、何よりもご本人の治療への積極的な参加が必要になります。しかし、高血圧であれ糖尿病であれ、初期段階においては痛くもかゆくもないものですから、自覚に乏しいのが実情です。ただし、これが脳卒中になってしまうと、麻痺や言語など大変重い障害が残る事が多いのです。ある日突然、うまくしゃべれなくなり、思うように手足が動かせなくなる。ご家族はもちろん、本人も悔し涙を流されている。私は、そうした状況を数多く見てきたからこそ、本気で懸念を伝えることが可能だと思っています。 一般論ではなく、見てきた事を伝えることによって患者さんの心を動かし、病気の改善へとつなげていきたいと常に思っています。
そして現在も内科全般、小児科、整形外科、漢方治療等について年間100回以上の研修や講演会に参加し研鑽に努めています。 |
■多岐に渡る診療科目を掲げておられるのには、どのような意図があるのでしょうか? |
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当院は一般内科のほか、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、放射線科といった多岐にわたる診療科目を掲げ専門医による外来を週に何回か行っています。この他に、糖尿病内科の医師と管理栄養士にも外来を持って頂き、専門の治療や指導を行い成果をあげています。これは「専門医による診療を身近に受けられるように」という父の方針を形にしたものです。
また、最近は心の病に悩む方を多く見受けるようになりました。そもそも心の病というのは非常に特殊な分野であり、重い症例については専門で知識を重ねてきた医師の診察と治療が必要になります。そのため、当院では心療内科・精神科の外来を設置し、こちらについても専門の先生を招いて診療に当たっていただいています。 一般的に考えられるおおよその疾患について、地域にいながらにして専門の知識に基づいた適切な指導、またはその判断がおこなえるというのが私どもの診療所の特徴だと考えています。 |
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■MRIやCTといった検査機器が備わった体制は珍しいのではないでしょうか? |
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確かに、街のクリニックでMRIやCTを備えているところは多くはないと思われます。当院では充実した検査機器が備わっているメリットを活かした診療をおこなっています。必要性が認められた場合は、その日の内に迅速に検査をおこない、外来医師の読影と翌日届く放射線科専門医による遠隔読影とで正確な診断のもとに外来で治療できるのか入院治療が必要なのかを判断し振り分けています。
また、今後はこれら検査機器を用いた健康診断も積極的におこなっていきたいと考えています。皆様には、定期的な健診、中でも癌検診は欠かさず受けていただきたいですね。癌は進行してしまうと、非常に治療が困難になるのは言うまでもありません。命を守るという意味で、早めのチェックをおこなっていただき早期癌の発見につなげて頂きたいと思います。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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地域の診療所として、何でも相談出来る場所でありたいと考えています。お身体の具合が悪い時はもちろん、ちょっとした不安があれば気兼ねなくどんなことでもお訊ねください。お話に充分に耳を傾け患者さんの気持ちを尊重し、的確な判断を心掛けて地域の皆様の健康に少しでも貢献していきたいと考えています。
※上記記事は2013.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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