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医療法人社団いつき会 ハートクリニック |
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佐藤 一樹 院長
サトウ カズキ
KAZUKI SATO |
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医療法人社団いつき会 ハートクリニック |
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生年月日:1963年9月3日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:A型 |
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趣味・特技:夏は子供とシュノ―ケリング、体を動かすこと |
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好きな本・愛読書:ノンフィクションもの |
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好きな映画:大脱走、ライアンの娘 |
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好きな言葉・座右の銘:勇気・判断力・尊厳・献身(ジョン・F・ケネディの言葉より) |
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好きな音楽:クラシック |
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好きな場所・観光地:西表島 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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医師になる最初のきっかけは、9歳の時に心臓手術を受けたことです。私には先天性の心疾患があり、内科医をしていた伯父の紹介によって国立病院での手術が実現しました。小学3年生というと野口英世やナポレオンといった'偉人'に憧れを抱く時期。執刀してくれたお医者様をヒーローのよう感じて、「いつかは自分も」と思ったわけです。そして中学3年生のある日突然、母が亡くなったことも医師を目指す気持ちを後押ししてくれましたね。高校卒業後は国立山梨医科大学医学部に学び、様々な分野の医療に触れる日々の中で、私に転機が訪れました。大学5年生の授業で小児心臓外科の講義にいらした先生が、9歳だった私の手術を執刀した、恩人だったのです。この先生との再会に運命のようなものを感じ、まるで導かれるようにして心臓外科医への道を進むことになりました。 |
■『ハートクリニック』についてご紹介ください。 |
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これまでの経験を地域医療に活かしながら小児心臓外科にも携わりたい、そんな思いで2009年12月、『ハートクリニック』を開院しました。心臓病に関する専門的な検査を身近な場所で受けられる、地域の'かかりつけ医'として、「思いやりのある・頼りがいのある・責任のあるクリニック」を目指しています。大学病院などの多くは午後5時までの診療ですが、当院の診療時間は午後8時まで。患者さんは地元・葛飾区や近隣にお住まいの方だけでなく、会社帰りに遠方からいらっしゃる方も数多くお見受けしますね。ですから来院される患者さんに少しでも快適に過ごしていただけるよう、待合室をはじめとした院内の環境にも配慮をしています。たとえば、待合室にはフロアマネージャーとして、医療コンシェルジュの資格をもったスタッフを配しているんですよ。患者さんにしっかりと目配りをして必要なご案内をさせていただくことはもちろん、体調に異変があった場合などには、迅速に対応させていただくことができます。ホテルのようにとは行きませんが、診療をお待ちいただく時間も快適にお過ごしいただきたいですね。 |
■患者さんに対して心がけていることは何でしょう? |
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症状に関する事や診療方針のご説明など、患者さんとお話する時には常に丁寧な対応を心がけています。患者さんとの信頼関係を築くうえで最も大切なことは「最初のコミュニケーション」であると考え、当院では診察室とは別に問診室をご用意しているんですよ。はじめて来院された患者さんは診察室で私とお会いする前に、まず問診室で看護師とお話をしていただきます。経験豊かな女性スタッフが患者さんとゆっくりお話することで、患者さんのバックグラウンドを把握して、より最適な診療につなげようと考えているわけです。ご家族を含めたこれまでの病歴、気になる症状や日常生活について、といった質問の中で必ずお聞きするのが、患者さんが生まれた場所。ご出身の地方によっては、食の好みや味付けが異なるもの。たとえば東北と関西であれば、東北地方出身の方が召しあがる食事の方が、塩分濃度が高めになる傾向がありますからね。過度の塩分摂取は高血圧の原因になり、脳卒中や脳出血、脳梗塞を引き起こすリスクがありますから注意が必要です。当院では、外科的な処置や薬の処方はもちろん、ヒアリングをもとにした食事指導なども行っているんですよ。患者さんにお渡しする「血圧手帳」に毎日の血圧を記入したり、日々の食生活に気をつけることで、健康的な毎日を過ごしていただきたいですね。 |
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■講演や執筆活動にも積極的に取り組まれているそうですが? |
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今の私があるのは、子供の頃に心臓手術を受けたおかげ。医療の世界に恩返しをする意味でも、私がこれまでの経験から得た知識を広く認知してもらいたいと考えています。勤務医をしていた時代には様々な論文を発表したり、学会でのプレゼンテーションなども経験しました。そうした取り組みは開業医となった現在も続けていて、最近は主に「抗血栓薬使用休止によるリスク」についての講演活動などをしています。ちょっと難しいタイトルに聞こえるかも知れませんが、内視鏡検査や歯科治療での抜歯、白内障の手術を受ける際などにも、処方されている抗血栓薬は中止しないで下さいということ。これまで別の病院を受診された患者さんが、そのお医者さんからの指示で抗血栓薬をお休みしたことが原因となって脳梗塞などを発症。そのままお亡くなりになるというケースが何件もありました。出血を伴う治療を受ける際は、こうしたリスクについて患者さんはもちろん、現場の医師たちにも同じ認識を持ってもらうことが必要なのです。大切な患者さんの命を守るため。私にできる事は、これからも積極的に関わって行きたいですね。そのほか、小・中学校の生徒さんたちを対象にした「高砂ハローワーク」の授業では、先生として教壇に立ったこともあるんですよ。次世代を担う子供たちをはじめ、地域の方々と交流する中で、少しでもお役に立てることがあればと思っています。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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「病院」というと敷居が高く感じられるのか、何らかの症状が出てから受診されるという方が多いのではないでしょうか。でも、糖尿病や不整脈、高血圧症など、自覚症状がないままに進行する病気もあります。食事を含めて健康的な生活を送り、定期的な健診を受けることで、大切なご自分の体を守ってください。気になることや心配な症状がありましたら、お気軽にご相談いただきたいですね。これからも地域の '健康サービスステーション'として、皆さまの健やかな毎日をサポートして行きたいと思っています。
※上記記事は2013.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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