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佐久間 達朗 院長
サクマ タツロウ
TATSURO SAKUMA |
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佐久間産婦人科クリニック |
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生年月日:1951年2月28日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:オーディオ・カメラ・ペット(ラブラドゥードゥル) |
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好きな本・愛読書:脳・宇宙・歴史などを題材にしたサイエンス系 |
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好きな映画:ドリームガールズ、ムーランルージュ |
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座右の銘:誠心誠意 |
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好きな音楽・アーティスト:ヘイリー・ロレーン、メロディ・ガルドー(JAZZ) |
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好きな場所・観光地:イスタンブールとバルセロナに行ってみたいです。 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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私が生まれる前の年に父がこの地にクリニックを開院して、私自身もこの場所で生まれました。ですから、子供の頃から医者になることを意識していましたね。成長する段階でほかの職業に魅力を感じることもありましたが、自分にとっての「なりたい職業No.1」は常に医師でした。慶應義塾中等部から高校、大学と進み、慶應義塾大学医学部を卒業。その後大学病院などで経験を重ね、このクリニックの院長になって15年ほどになります。 |
■どんな患者さんがいらっしゃいますか?クリニックについてご紹介ください。 |
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「地域の家庭医」となるべくこのクリニックを設立した父の志を引き継ぎ、当院には産科、婦人科を中心に、小児科と内科を備えていて、それぞれにパート医がいます。父の代の患者さんが親となり、子、孫と、3世代、4世代にわたって通ってくださる患者さんもいらっしゃるんですよ。そしてここで働く女性スタッフも妊娠をするとみんな、この病院で出産しています。妊婦さんとして通院し出産された方が実は看護師の資格を持っていて、後に当院のスタッフとして働くことになったり。また、私の大学の後輩で、ご夫婦とも産婦人科医である女医さんが、自分の出産の際に当院を選んでくれたこともありました。こうして産婦人科医療に携わる方々からもご支持をいただけることは本当にありがたく、私をはじめ当院にとって大きな誇りです。これからも確かな技術と知識をもって、皆さまの信頼にお応えして行きたいと考えています。 |
■お産についての考え方を教えてください。 |
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当院では、ママになる妊婦さんと大切な赤ちゃんが無事に出会えるよう「安全なお産」を全力でサポートしています。小さな危険も見逃さずに対処できる確かな技術と知識、そして最新の設備。さらに高いスキルを備えたスタッフが一丸となって妊婦さんを見守ることで、しっかりと安全を確保すること。これが私たちにとって最も大切な使命だと考えています。その一つの取り組みが「分娩監視システム」の導入。これは院内のどこにいてもママのお腹の中にいる赤ちゃんの様子をチェックできる装置で、少しでも変化があればすぐに気づいて対応することができます。お産にまつわる安全管理は私たちの役目。妊婦さんには安心して、生まれてくる赤ちゃんと会える日を楽しみにしていただきたいですね。妊娠中は母親学級やマタニティビクスを通じて出産への不安を解消し、健康的な日々を過ごしてください。
陣痛が始まってから、出産時、出産後2時間を経過するまではLDRで過ごしていただきます。陣痛室・分娩室・回復室と移動することがありませんから、お産で大変なママの負担も軽くなることでしょう。もしも立会い出産をご希望される場合、ご主人には事前にお産に関するレクチャーを受けていただくんですよ。立会い出産とは、ただご主人が出産の様子を見学することではありません。パパになるご主人にもお産に対する心構えをしっかり持っていただくこと。出産の場に参加し協力する姿勢で、頑張っている奥様をサポートしていただきます。
無事に赤ちゃんが誕生した後も、当院とのお付き合いは続きます。産後のママの体を整えるアフタービクスや、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむベビービクス。子育ての悩みやストレスを解消するママたちの交流の場には、マミーホールをご利用ください。各種予防接種や定期検診などの際には、元気に成長されたお子さんにお会いできるのを楽しみにしていますよ。 |
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■婦人科医療への取り組みについて教えてください。 |
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婦人科診療の大きな柱となるのが「不妊症外来」でしょうか。高齢での妊娠・出産のリスクについては、最近ようやく知られるようになって来ました。お肌と同じように卵子も老化するもの。40歳を過ぎると妊娠の確率はグッと下がります。妊娠・出産をお考えの女性にはぜひ、妊娠についての正しい知識を持って素晴らしいお産を体験していただきたいですね。患者さん一人ひとりのご希望にそえるよう、私も出来る限りのお手伝いをしたいと思います。
また一方で、子宮がん・乳がん検診を受診する方がまだまだ少ないことについても懸念しています。欧米での受診率に比べて、日本人女性の受診率は3分の1程度。葛飾区については、さらに低い数字になっています。ご自分とご家族のために、積極的にがん検診を受けていただくこと。受診率アップのための啓蒙活動も私の役割の一つだと考えています。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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産婦人科というと敷居が高いイメージがあるのか、とくに若い世代の女性は生理による痛みなども、産婦人科を受診せずに、我慢してしまう傾向があるようです。市販されている鎮痛剤を飲んで症状が改善される場合もあれば、ホルモン療法などの適切な治療をしないと、将来の不妊症につながる危険もあります。もしも辛い症状が続くようでしたらご自分で判断せず、ぜひ専門医を受診してください。思春期から更年期まで、女性の一生に寄り添う家庭医として、これからも皆さまの健康を見守りたいと思っています。
※上記記事は2013.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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