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医療法人社団 啓翔会 黒木整形外科内科クリニック

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黒木 啓之 院長
インタビュー
黒木 啓之 院長 クロキ タカシ
TAKASHI KUROKI
医療法人社団 啓翔会 黒木整形外科内科クリニック
出身地:東京都
趣味・特技:キャンプ、ガーデニング
好きな映画:ローマの休日
好きな言葉・座右の銘:努力
好きな音楽・アーティスト:J-POP/DREAMS COME TRUE
好きな観光地:軽井沢
■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
整形外科を選んだのは・・・大学を卒業して入局したのは、救命救急センターを要する救急医学科でした。医師にとって、様々な疾患に対応できることは、とても貴重です。
冷静に対応できる力が身についたという点では、現在も、非常に役立っていると思います。ただ、救命救急センターでの宿命として人の死というものに多く立ち会うことになります。しかし、当然のことながら多くの人を救命できる場でもあります。整形外科という分野は、「治る」ものなのです。どうしようもできないこともありますが、ひどい外傷でも、うまく処置できれば歩ける、動けるようになります。高齢の方の膝が悪いのもしかり、救急を経て、「治る」ということの貴重さを学んだことが、今の私につながっているのではないかと思います。
「黒木整形外科クリニック」は2011年に開院しました。「病気で困っている人を治して喜んでもらえる」漠然とした思いですが、中学生の頃から「それは良いことだな」と考えていました。実際、こうして医師になってみて思うことは、当時とそれほどかけ離れていることはありません。患者さんに「ありがとう」とか「よくなった」「治った」という言葉を励みに日々の診療に臨んでいきたいと考えています。

黒木 啓之 院長 黒木 啓之 院長

■『黒木整形外科内科クリニック』の概要をご説明ください。
以前、勤務していた近森病院や江戸川病院では外傷疾患はもとより、人工関節や脊椎疾患の手術、関節鏡の手術など、様々な手術治療を経験してきました。しかし、その過程で保存療法の重要性とその可能性を改めて認識しました。誰だってできれば手術をしたくないというのが、本音だと思います。手術に頼らなくても治る、もしくは症状が軽減するならそれに越したことはありません。
当クリニックでは理学療法士・柔道整復師によるリハビリテーションを中心とした医療を提供しています。
整形外科でいう保存療法とは、薬の服用や注射にリハビリテーションを組み合わせて行う治療です。痛みというものは、放置すればどんどん増幅したり、長引いたりする性質を持ち合わせています。特に、クリニックで扱う疾患は変性疾患が多いわけですから、なおさらです。これらの治療を組み合わせることで、治療効果は増していきます。
現在の状態、それに対する治療方法を説明し、治療に当たります。また、薬は飲みたくない方、注射はしたくない方など、いろいろな方がいますので、メリット、デメリットを説明し、患者さん自身が望む医療を提供していきたいと考えています。

■診療に際して心掛けていることを教えてください。
黒木 啓之 院長「見て」「聞いて」「触る」ことを一番重要視しています。私の思いとしては、病気とは、人と人が交わることによって改善に向かうものだと考えています。科学的な根拠に基づいた治療も大切ですが、理屈を超えたものが、そこには確実にあると考えています。
クリニックには現在、30名ほどのスタッフが在籍しています。その人数も、より患者さんとのコミュニケーションの充実が図れるようにと考えてのことです。また、同じ疾患をみるにしても、医師とは違う目線でみることで、中身の濃い医療の提供につながると思います。患者さんとの距離の近いクリニックでありたいと思います。

■訪問リハビリテーションについてお話しください。
来院したくても動けないという方を対象に訪問リハビリテーションをおこなっています。運動器というものは、動かしておかないと、やがて本当に動けなくなってしまいます。これは、人それぞれだと思いますが、生きているという実感は、自分のことは自分ですべてできる、自分の足で好きな場所に行けてこそ、なのだと私は考えています。動けなければ、外出はもとより、食事、トイレですら人に頼ることになります。無論、誰もがそうありたいと考えていながら、少しずつ動けなくなってしまうのが現実です。しかし、だからこそ、自分で動きたいという人としての思いを少しでもお手伝いできればと考えています。

■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。
骨折や脱臼など外傷疾患をはじめとして、腰痛や肩こり、膝痛等の変形疾患でお困りの方は、一度、是非こちらにいらして下さい。保存療法の効果を実感していただければと思っています。保存療法でどうにもできない方は、適切な病院に紹介させて頂きます。
当クリニックでは、当然のことではありますが、医の原点である、「みる」「聞く」「触る」や「手当て」を実践していきたいと思っています。いろいろな機械による検査ができる、平成のこの時代でも、医の原点は変わらないと思います。また、これが、開業医としての役割だと思います。初心を忘れず、地域の皆様に医療を提供していきたいと考えています。

※上記記事は2013.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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