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渡辺 靖之 院長
ワタナベ ヤスユキ
YASUYUKI WATANABE |
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新小岩わたなべクリニック |
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生年月日:1943年12月28日 |
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出身地:北海道 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:水泳(健康のために2年前からはじめました) |
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好きな本・愛読書:古田武彦の著書(古代史) |
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好きな映画:レ・ミゼラブル |
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好きな言葉・座右の銘:歴史のリレーランナー(金八先生のモデル、三上満の言葉です) |
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好きな音楽:演歌、クラシック |
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好きな場所・観光地:函館 |
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■医師を目指されたきっかけ、また、開業までの経緯を教えてください。 |
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医者になりたいと思ったのは僻地医療に興味があったからです。当時、私が生まれ育った北海道では医療環境が充実していなかったこともあり、自分が医者になって貢献したいと思ったのがきっかけでした。
北海道大学医学部を卒業後、研修医として大学病院の整形外科に入局しました。そこでは主に脊椎外科の助手として働いていたのですが、キーパンチャー病、現在でいうところの頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)に悩まされる患者さんがたくさんいる状況を目の当たりにしてとても驚いたんです。中には手首や腕の痛みだけでなく、首や肩の痛みがひどくなり、仕事を続けるのが困難な方もいらっしゃいました。毎日多くの患者さんと接する中で、これはどんな病気なんだろうと興味を持ち始め、それ以来、頸肩腕症候群の臨床に積極的に携わるようになったんです。
当院は60歳を迎えたのを機に2004年12月に開業しました。当時、頸肩腕症候群の患者さんを診ておられた先生方が一線を退かれたこともあり、頸肩腕症候群をはじめとする労災職業病の専門医として、患者さんに貢献したいという思いからの開業でした。 |
■頸肩腕症候群の原因や症状、治療法について教えてください。 |
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頸肩腕症候群は過労性疾患、いわゆる職業病の一つです。ですから、主な原因としてはパソコンなどを使った仕事の過度な残業が考えられます。そのほか、スポーツや勉強で起きることもありますし、原因がかならずしも明らかでないこともあります。
症状としては首筋から肩・腕にかけて痛みやしびれ、それに加えて倦怠感や脱力感を伴うことがあります。重症化すると全身の疼痛や慢性疲労を呈することもあります。そのため仕事を続けることが難しくなるのですが、病気だと認められないケースが多く、休業ではなく退職を強いられる患者さんも数多くいらっしゃいます。
治療としては休養するのが一番なのですが、当院では重症度によって理学療法と薬学療法を組み合わせながら患者さん一人ひとりに合った治療を行っています。 |
■院長先生を頼って遠方からも患者さんがいらっしゃるそうですが? |
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インターネットが普及してからは当院のことをネットで探し当て、わざわざ北海道や九州など遠方から診察に訪れる患者さんも増えてきました。もともと東京から広がった頸肩腕症候群ですが、現在は日本全国に患者さんはいらっしゃいます。
実は、当院を新小岩に開業したのは、遠方の方がアクセスしやすいように東京駅から近いというのが理由のひとつだったんです。遠方の方の場合は、当院で重症度を診断し、治療は地元の医院でおこなっていただきます。
頸肩腕症候群は見極めと重症度の診断が非常に難しい病気です。そのため整形外科に通ってもなかなか症状が改善されず、当院へ駆け込まれる方がたくさんいらっしゃいます。しかし、早期に治療すれば早期に改善できる病気ですので、超過勤務などで頸肩腕症候群の疑いがある方はぜひ早めにご相談いただきたいですね。 |
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■治療にあたって心がけていることを教えてください。 |
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先ほども申しましたが、頸肩腕症候群の治療には休養が一番です。特に重症度の高い患者さんは長期にわたり仕事を休む必要があるのですが、労災申請が認められるケースは非常に少ないのが現状です。そのため、当院では治療のみならず労災申請の手続きから、場合によっては裁判に至った際のケアまで、ケースワーカーと共にサポートしています。
国から認定されるまで労災申請においては数ヶ月、裁判になると数年にわたることもあります。その間、患者さんの痛みをやわらげながら、ご本人の求めに応じてできる限りのサポートをするように心がけています。
また、職場復帰にあたっては、長期間の休養明けというのはなかなかスムーズに行かないものです。職場復帰に関するアドバイスも致しますので、安心して治療に専念していただけると思います。 |
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■最後に地域の皆様へのメッセージをお願いします。 |
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頸肩腕症候群のお話ばかりになってしまいましたが、もちろん、内科・神経内科として一般の治療も行っています。体調を崩された方はぜひお気軽にお訪ねください。半導体レザー治療器やマイクロ波治療器、ホットパックなど治療設備も充実しています。今後も地域の皆様の健康維持に貢献できればと思っております。
また、頸肩腕症候群のほかにも非災害性腰痛の診療にも取り組んでいますが、職業病はなかなか他人には理解してもらえないものです。当院では治療はもとより、ケースワーカーと共に最善のアドバイスを致します。ホームページには相談掲示板を設置しておりますので、ご活用いただければと思います。少しでも頸肩腕症候群の疑いがある方はぜひご相談ください。
※上記記事は2013.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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