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大江 毅 院長
オオエ タカシ
TAKASHI OHE |
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大江医院 |
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出身地:東京都 |
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趣味:写真 |
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好きな本:歴史物 |
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好きな映画:『サウンド・オブ・ミュージック』 |
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好きな言葉:「品格」 |
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好きな音楽:イージーリスニング |
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好きな観光地:京都 |
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■父が喜びを感じていたことが、今、自らのやりがいに |
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父が医師であったことは大きかったでしょうね。とはいえ、子供のころはそんな父を見て、「この仕事だけはしたくない」と思っていました。なにしろ父は、ろくに休みもとっていませんでしたし、夜中でも電話が鳴れば往診に出ていくという感じでしたから、子供心に、「なんでこんな仕事をしてるんだろう」という思いが拭えなかったのです。ただ同時に、そんな仕事を嫌な顔1つせずこなす父の姿も印象に残っていました。現実に将来を考え始めた時、あんなつらい仕事を嬉々としてこなしている父の姿が思い浮かび、それだけ医師という仕事には価値があるのだろうと想像し、自分も同じ道を歩んでみたいと思えるようになっていきました。
私は1994年から副院長として当院での診療を開始しました。当院の歴史は70年近くにおよびます。こうして同じ立場になってみますと、父が喜びとしていたものがようやく理解出来るようになった気がしますね。 |
■困ったことがあれば、何でも相談出来る場所に |
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当院は内科・消化器科のみならず、小児科も標榜しています。父が内科・小児科を標榜していたことから、それを受け継いだ形ですが、いずれここに戻ってくるという前提で、勤務医時代も小児科の研鑽を自分なりに積んでまいりました。
また、専門外の疾患に関しても、私が介在することにより、患者さんにとってメリットが生じるという形にしていきたいと思います。
患者さんはお困りだと思うのです。どこか具合が悪いけども、一体どこの医院に行けばいいのかと。私達は医者になるまで全科を勉強してきています。ですから、基本のところはわかっているはずで、自分では扱えなくても、どの専門の先生に診ていただいた方が良いのか、その道は示せると考えています。迷うことがあったら、科に関係なくご相談ください。あなたにとって最善の道をしっかりと提示し、不安を解消出来ればと思っています。 |
■医師同士と、患者さんとのつながりを作っていった日々 |
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私は獨協医科大学の一期生です。ですから、大学からこちらに戻った当初は、つながりもありませんし、そもそもどこにどういうドクターがいるかといった情報も持ち合わせていませんでした。それが患者さんを紹介することが少しずつ出来るようになり、電話や手紙のやり取りを重ねることによって、お互いの人間性がわかるようになり、紹介出来る先生方が徐々に増えてゆきました。
私は患者さんに情報提供をする時には同時に、安心感を与えたいと思っています。「大江医院で紹介されたから大丈夫だ」と患者さんに思っていただけるためには、まず私自身が患者さんに信頼していただく必要があります。
私は、「品格」という言葉が好きです。人によって捉え方は違うかと思いますが、この言葉を、自らを律するということと解釈しています。誰に見られてるからということではありません。1人ひとりが患者さんのために何をすべきかを考え、思ったことをおこなえたかどうかを問い、日々仕事を続けていくことが大切なのです。患者さんからの信頼は、それを続けていくことによってのみ得られると考えています。 |
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■健康診断を受けたら、結果を聞くことを忘れずに |
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大学病院勤務時代は、肝臓を専門にしていました。そのころから比べると、この分野は著しい進歩を遂げています。当時、慢性肝炎や肝硬変という病気は進行を遅くすることしかできませんでしたが、今は進行を止めることも、治すことも可能になってきました。これは本当に素晴らしいことです。
C型肝炎やB型肝炎の患者さんは、今後ますます少なくなっていくことでしょう。とはいえ、完全になくなるまではまだ時間を要すると思いますから、経過を見ていく必要はあると思っています。肝臓の病気は自覚症状がないこともありますので、定期的に健康診断を受けていただくのが賢明かと思います。1つここで皆様にお伝えしたいのは、健康診断の結果は必ず聞きにいってください。ということです。受けたのはいいけれども、結果を聞きに来られないという方が珍しくありません。それは非常にもったいないことですから、健診を受けたら結果を聞く、ということを心掛けていただきたいですね。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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患者さんのほとんどは風邪等、一時的な症状の方が多いわけですけども、私たちの仕事は、それだけを診ていればいいというわけではありません。限られた時間の中で健康をチェックし、ほかに隠れている病気がないかどうかを見つけることが私たちに課せられた役割なのです。これは、どの科の先生にも共通することだと思いますので、科によって区別することなく、信頼出来る医療の専門家にまずは相談されることをおすすめします。
患者さんに信頼していただけるようになるには、私たち自身が地道に努力を続けなければならないと思います。何か困ったことがあったら、私たちの顔がすぐに浮かぶような医院にしていけたらと思っています。
※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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